OSインストール部分 |
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①anacondaの画面フロー変更。②GUIでのパッケージ選択を廃止③6.5➡7へのupgradeをサポート |
CentOS6.5➡7にupdateするには下記CentOS6.5 ➡ Centos7にアップグレードeth0などはそのまま引き継がれる。サービスは停止するもの(例えばntpなど)があったり、6.5で動いてたものが正常に動作しなくなる可能性があるので、upgradeは推奨はしません。 |
デフォルトファイルシステム |
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ext4 |
xfs |
詳しくはこちら。Linuxファイルシステムをまとめてみました
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カーネルバージョン |
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2.x / 3.x/ 4.xパッケージ名:kernel-ltkernel-ml (4系はこっち。elrepo-release-6-4.el6.elrepo以降が必要) |
3.x / 4.xパッケージ名:kernel-ml |
kernel-ml,ltがあるのはel6系と競合しないように意図的に分けてます。lt: long-termml: main-line |
GNOME |
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2.x |
Classic(デフォルト)3.x(GNOME Shell |
Classicは、GNOME3の技術を使うGNOME2ライクのインターフェイス。また3.0から取り入れたGNOME SHELLを使う事が出来る。 |
ブートローダー |
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GRUB Legacy (+efibootmgr)設定ファイル: /boot/grub/menu.lst |
GRUB2設定ファイル: /etc/default/grub/boot/grub.d/配下/boot/grub/grub.cfg |
①BIOS, UEFIの両方へ対応②RAID, LVMのLinuxでのサポート(今までは標準パーティションの中に少なくとも1つのファイルシステムが必要だった。)③パーティションテーブル:GPTの正式サポートMBRを2TiB➡8ZiBまで管理出来るようになった④ファイルシステムのサポートを追加(HFS+, NTFS, ZFS)⑤カーネルのサポートを追加(XNU(Mac OSXとDarwinカーネル))⑥GRUB2は、GRUBの/boot/grub/menu.lstで設定ファイルを直接編集するようなことは出来ず、/etc/default/grubで設定➡update-grub2コマンド実行➡/boot/grub/grub.cfgファイル生成する流れになってます |
時間の変更 |
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\$ vim /etc/sysconfig/clockZONE=”Asia/Tokyo”UTC=fales\$ sudo ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime |
\$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyo\$ timedatectl status |
centos6までは設定ファイルからしか現状を確認出来なかったが、centos7からはどういう設定が”反映”されてるかを確認出来ます。より安全に。便利。 |
ロケール(言語)の変更 |
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\$ vim /etc/sysconfig/i18nLANG=”ja_JP.utf8″\$. /etc/sysconfig/i18n\$ locale |
\$ localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8\$ localectl status |
コマンド数が少なくなりました。便利。 |
セキュリティ |
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iptables |
firewalld+ iptables |
firewalldはiptablesと併用出来ない。デフォルトではfirewalldが有効なので、iptablesを使うならfirewalldを無効にし、iptables-serviceをインストールし、iptablesを有効にしなければなりません。iptablesに慣れてしまってるので、firewalldの学習コストはかかります。。簡単に設定をしたい+apiで外部サービスと連携したいなら、firewalld。複雑なことをやりたいなら、iptablesを使う方が良いでしょう。(firewalldは内部的にiptablesでフィルタリングされてます)firewalldで複雑な設定をしたい場合のrich-ruleを使うならGUIが設定しやすいのでオススメです。 |
iscsi周り |
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\$ tgtadm |
\$ targetcli |
centos6のパッケージは、scsi-target-utils.x86_64,iscsi-initiator-utilscentos7のパッケージは、targetd.noarch, targetcli.noarchtargetを実際に使っていて、急にサービスfailedになったりと不安定な部分がありました。 |
ログ周り |
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\$ journalctl |
systemdのログを確認する事が出来る。
サービス再起動時、エラーが起きたら「journalctl -xb ○○でエラーを見ろ」と出力されます。親切かつ便利。 |
サービスコマンド |
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\$ service サービス名 start |
\$ systemctl start unit名 |
サービスを起動するunitの正規名は○○○.serviceだが、serviceを省略して打つ事も可能。 |
\$ service サービス名 stop |
\$ systemctl stop unit名\$ systemctl restart unit名\$ systemctl start unit名 |
サービスを起動、停止、restartするsystemctl系はコマンドが長くて大変。またunit名がtab補完効かない + unit名が存在しなくても出力されて紛らわしい。(bash-completionを入れれば補完されますが。)(”Reason: No such file or directory”って文字列で存在してないのが分かりますが、焦ってたら気づかない可能性が。。) |
\$ chkconfig script名 on/off |
\$ systemctl enable unit名\$ systemctl disable unit名 |
サービス自動起動をon, offにする |
\$ chkconfig –list |
\$ systemctl list-unit-files |
全サービス状態を調べる |
$ hostname ホスト名 |
\$ hostnamectl set-hostname ホスト名\$ hostnamectl status |
ホスト名を変更する |
[GUI➡CUI]\$ vim /etc/inittabid:3:initdefault:再起動後に切り替わる[CUI➡GUI]\$ startxログアウト後にCUIに戻る |
[GUI➡CUI]\$ systemctl isolate multi-user.target[CUI➡GUI]\$systemctl isolate graphical.target[デフォルトの設定変更方法]\$ systemctl set-default graphical.targetもしくは、\$ systemctl set-default multi-user.target[現在のデフォルト設定の確認]\$ systemctl get-default |
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ネットワーク系コマンド |
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\$ nmtui |
GUIでネットワークを設定出来る。IPが複数付いた場合は、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX に複数IPが記述されてると思うので、必要な部分を削除し、network restartしてください。 |
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nmcli |
CUIでネットワークを設定出来る。コマンドを実行することにより、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethXを書き換えてくれます。CentOS7.1からipv4.gatewayオプションが追加されたので、注意してください。CentOS7.0 : \$ nmcli con mod ‘eth0’ ipv4.method manual ipv4.addresses “192.168.1.1/24 192.168.1.254”CentOS7.1 : \$ nmcli con mod ‘eth0’ ipv4.method manual ipv4.addresses “192.168.1.1/24” ipv4.gateway “192.168.1.254” |
\$ route |
\$ ip r |
ルーティングテーブル表示r はroute |
\$ arp |
\$ ip n |
ARPテーブル表示n はneighbor |
\$ netstat |
\$ ss |
ネットワーク接続、インターフェイスの状態などを表示。しかし2014/10/10現在では、ssコマンドを使うのは推奨しません。「UDPの開放ポートがTCPと報告される」というバグががあるそうです。http://d.hatena.ne.jp/ozuma/20140915/1410774381
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\$ netstat -i |
\$ ip -s l |
ネットワークインターフェースの統計情報を表示l はLink。 |
\$ ifup eth0\$ ifdown eth0 |
\$ nmcli c up eno0\$ nmcli c down eno0 |
インターフェイスをup / downする |
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\$ nmcli device |
管理されてるネットワークインターフェイスを表示 |
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ネットワーク周りの変更点 |
①NICの設定は、NetworkManagerで行う。インターフェイスでNM_CONTROLLED=”yes”にしないと、/etc/resolv.confの設定が初期化される。インターフェイスにDNS1=”8.8.8.8″を書いて、resolvに反映させるか、/etc/NetworkManager/NetworkManager.confにdns=noneを書いて、直接resolv.confを編集するかを選択。②WiFi, Infiniband, VPN, Bonding, Bridge, VLANなどの設定を統合。③今まで/etc/sysconfig/network-scriptsや、ifupコマンドなどネットワーク周りのコマンドも統合。なので、ifconfigなどが含まれてたnet-toolsはデフォルトでインストールされなくなった。(centos7からはiproute2)④40GbE対応。⑤eth0➡eno0に変更⑥6➡7に移行出来るように、/etc/sysconfig/network-scripts/配下のコンフィグは有効となっている。 |
DB |
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MySQL |
MariaDB |
MySQLからフォークしてきたものなので、あまり違いはない。InnoDB➡XtraDBに置き換わる
MariaDBとMySQLのレプリケーションは可能でした。 |
NTP |
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6.5よりサポート |
PTP(Precision Time Protocol)v2 |
6.5でも採用しているがNTPより高精度で、PTP対応NICでパケット送信時にタイムスタンプを付与して誤差を削減。PTP対応ドライバはbnx2x, tg3, e1000e, igb, ixgbe, sfc。 |
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chrony |
ntpdに代わりデフォルトになった。一応ntpdもデフォルトで入ってますが、バージョンが上がるにつれてchronyに移行するのではないかと思います同期時間の短縮や、設定ファイルは /etc/chrony.confNTP vs Chrony速度測定
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Memory |
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freeコマンドと/proc/meminfo にavailableが表示されるようになった |
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パスワードを忘れたときの対処 |
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①grubメニュー画面で矢印でOSを選び、eボタン②kernelを選んでeボタン③最後尾にsingleを入力し、Enter④passwdで変更してください⑤再起動\$ reboot |
①grubメニュー画面で矢印でOSを選び、eボタン②linux16と書いている部分の最後尾にrd.breakを追加する③ctrl+xで起動④sysrootをrwで再マウントする\$ mount -o remount,rw /sysroot⑤ルートディレクトリを/sysrootに変更\$ chroot /sysroot⑥パスワードを変更\$ passwd⑦selinuxを使ってるなら、再起動後、自動でラベリングを付け直すようにファイルを作成する。\$ touch /.autorelabel⑧再起動\$ reboot |
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fstabの記述ミスで起動しなくなったときの対処 |
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①Give root passwrd for maintenance(or type Control-D to continue):と表示されるのでパスワードを入力し、メンテナンスモードに入る②ファイルシステムがReadOnlyでマウントされてるので、rwでマウントし直す\$ mount -o remount,rw /③\$ mount -aで、エラーを見て、適宜/etc/fstabを書き換え、reboot |
①grubメニュー画面で矢印でOSを選び、eボタン②linux16と書いている部分の最後尾にsystemd.unit=emergency.targetを追加する③ctrl+xで起動④passwordを入力しメンテナンスモードでログイン⑤ファイルシステムがReadOnlyでマウントされてるので、rwでマウントし直す\$ mount -o remount,rw /⑥\$ mount -aで、エラーを見て、適宜/etc/fstabを書き換え、reboot |
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