1. はじめに

jupyter notebookにメモとったものを
他のマシンからも見たくなるじゃないですか。

というより、デモするのに楽な構成を取りたくて
調べてみました。

※2016.6.23追記 : パスワード設定部分を追記しました。

2. 実行環境

itemsversionnoteCentOS7.2jupyter notebook稼働マシンpython2.7.5たぶんOS default

3. 手順

jupyterのインストール

pip install jupyter

jupyter起動用設定ファイルの生成

jupyter notebook –generate-config

jupyter_notebook_config.pyの修正

編集箇所
# vi ~/.jupyter/jupyter_notebook_config.py

(中略)
c.NotebookApp.ip = ‘*’
c.NotebookApp.port = 9999
c.NotebookApp.notebook_dir = ‘/home/orefolder’
c.NotebookApp.password = ‘xxxxx’

なんでviなんだよ!という方、別のエディタでも問題ないです。

(追記)
コメントのご指摘の通り、パスワードの箇所を編集箇所に加えました。
やりかたはこちらを参考にされるとよいと思います。
ちなみに、config fileの書き方は以下が参考になります。
・Config file and command line option

起動

jupyter notebook &

4. 解説

上記2.実行後、jupyter_notebook_config.pyが~/.jupyter/配下に生成されます。
コメントアウトされている個々のデフォルト設定値のうち、3.にある3つの項目を変更します。

+ c.NotebookApp.ip           // defaultはlocalhostのみ
+ c.NotebookApp.port         // defaultは8888 
+ c.NotebookApp.notebook_dir // 作業ディレクトリ
+ c.NotebookApp.password     // アクセス時の認証パスワード

他の端末のブラウザから http://[jupyter稼働マシンのIP]:9999 へアクセスして
画面表示されれば成功です。

5. あとがき

本記事が参考にしたのは以下です。
・Jupyter Notebook(IPython)サーバの起動方法

jupyter自体の構築は以下の記事を参考にされるとよいと思います。
・Ansible run on Jupyter notebook : CentOS6で実行可能な手順書の環境を構築する( playbookやVagrantfileあり)

jupyter用のconfigファイルの他はあまり探求していません。
あと、App.ipを*に設定するアクセス制御上の弊害もあまり探求していません。

jupyter notebook自体は、他でも語られているように
手順書orientedな世界との親和性が高く、
特に半自動化(構築・運用上の作業手順の一部分だけやむなく手動が残るケース)に
効果を発揮しそうなオペレーションツールではなかろうか、と考えています。

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