はじめに

実行環境
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- Windows 10(64bit)
- Anaconda 4.3.0(64bit)
設定手順
仮想環境の作成
condaを使うことで、簡単に仮想環境を作成することができます。今回は、jupyterを使うことを前提としているので、この仮想環境の作成時に同時にjupyterもインストールしておきます。
# 仮想環境の作成、jupyterもインストール
$ conda create --name=test python=python3.6 jupyter
# 仮想環境ができたかの確認、リストに表示されていれば成功
$ conda info -e
pythonのバージョンや–name=<名前>は、自分の環境に合わせて適当なものを入力してください。
仮想環境のカーネルをjupyterに追加
この段階では、まだカーネルは追加されていないと思います。ここで、次のコマンドを実行してみてください。
# 利用可能なカーネルの表示
$ jupyter kernelspec list
ここに、先ほど追加した仮想環境のカーネルを追加します。仮想環境をアクティベートした状態で次のコマンドを実行します。
# 仮想環境をアクティベート
$ activate test
# カーネルを追加
$ ipython kernel install --user --name=test --display-name=test
以上で、Jupyter Notebook上でカーネルの切り替えや選択をすることができるようになっています。
最後に、カーネルを追加するときの主要なオプションについて、まとめておきます。
オプション役割-h, –helpオプションに関するヘルプを表示–user現在ログイン中のユーザーにインストール–name NAMEカーネルスペックの名前を指定
複数のIPythonカーネルを指定するときには必須–display-name DISPLAY_NAME表示されるカーネルの名前を指定
複数のIPythonカーネルを指定するときには必須–display-name DISPLAY_NAME表示されるカーネルの名前を指定
追加したカーネルを削除する方法
追加したカーネルの情報は、–userオプションを付けていた場合、~\AppData\Roaming\jupyter\kernelsの中に置かれています。ここにある–nameで指定した名前のフォルダを削除することで追加したカーネルを削除することができます。
また、以下のコマンドでカーネルを削除することができます。
# カーネルを削除
$ jupyter kernelspec uninstall test
参考
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- stack overflow – Using both Python 2.x and Python 3.x in IPython Notebook
Jupyter で、Anaconda 2 と Anaconda 3 を共存 + おまけ(Julia)
Condaで作ってる仮想環境の切り替えをJupyter上で簡単に行う方法