QEMUを使用してリアルタイムマイグレーションを実現するKVM
リアルタイムマイグレーションを KVM と QEMU で実装するには、以下の手順に従います。
- KVMとQEMUのインストール:システムにKVMとQEMUが正しくインストールされ、KVMが構成されていることを確認します。以下のコマンドを使用してKVMの存在と状態を確認できます。
$ kvm-ok
「INFO: /dev/kvm exists」という結果が出た場合、KVMのインストールと設定は正常に行われています。
- 仮想マシンの作成: QEMU を使用して仮想マシンを作成し、作成時にリアルタイム移行機能を有効にするためのパラメータを指定します。たとえば、次のコマンドは、「myvm」という名前の仮想マシンを作成し、リアルタイム移行機能を有効にします。
$ qemu-system-x86_64 -name myvm -enable-kvm -m 2048 -smp 2 -drive file=mydisk.qcow2 -net nic -net user -incoming tcp:0:4444
ご要望に合わせて、各種パラメータを調整してください。
- ライブマイグレーション機能を有効にする:別のホストで次のコマンドを実行し、仮想マシンをソースホストからターゲットホストへマイグレーションします。
$ qemu-system-x86_64 -name myvm -enable-kvm -m 2048 -smp 2 -drive file=mydisk.qcow2 -net nic -net user -incoming tcp:0:4444 -incoming tcp:0:5555
ターゲットホストのIPアドレスを実際のIPアドレスに置き換えてください。
- 移行処理の監視:リアルタイム移行の処理を監視するには、QEMUで提供される監視コマンドを使用できます。送信元ホストの端末で、以下のコマンドを実行します。
$ qemu-monitor-command myvm info migrate
仮想マシンの移行の状態と進捗状況が表示されます。
なお、リアルタイム移行には仮想化拡張に対応したハードウェア環境が必要で、移行中はパフォーマンスが低下する場合があります。