レイヤー3スイッチの詳細な設定手順
3層スイッチを設置する手順は次のとおりです。
- シリアルポートケーブルを使用して、コンピューターのシリアルポートとスイッチのコンソールポートを接続します。
- シリアルターミナルエミュレータを設定:SecureCRT や PuTTY などのターミナルエミュレータを開き、適切なシリアルポートとボーレートを選択して、スイッチのコンソールポートと一致させます。
- スイッチを起動する:ターミナルエミュレータを使用して、スイッチに起動コマンドを送信し、スイッチの起動完了を待つ。
- 特権モードにする: 「enable」コマンドを入力して、特権モードにします。
- グローバル設定モードへの移行:configure terminalコマンドを入力して、グローバル設定モードに移行します。
- スイッチホスト名を設定:コマンド「hostname [ホスト名]」を実行して、スイッチのホスト名を設定します。
- インターフェイスVLAN 1の設定モードに入るための「interface vlan 1」コマンドを入力し、スイッチに管理IPアドレスを割り当てるための「ip address [IPアドレス] [サブネットマスク]」コマンドを入力します。
- VLAN1インターフェイスの設定モードで「ip default-gateway [デフォルトゲートウェイIPアドレス]」コマンドを実行し、スイッチのデフォルトゲートウェイを設定します。
- 静的ルーティングの設定:静的ルーティングを設定する必要がある場合は、「ip route [宛先ネットワーク] [宛先サブネットマスク] [ネクストホップIPアドレス]」コマンドを入力して、静的ルーティングを設定します。
- VLANの設定: 「vlan [VLAN番号]」コマンドで新しいVLANを作成し、「name [VLAN名]」コマンドでVLAN名を設定します。
- ポートの設定:コマンド「interface [ポート番号]」で対象のポートの設定モードに入る。その後「switchport mode [アクセス/トランク]」コマンドでポートのモードを設定し、「switchport access vlan [VLAN番号]」コマンドでポートを指定されたVLANに割り当てる。
- 設定保存:write memoryコマンドを入力すると、現在設定がスイッチのフラッシュメモリに保存され、次回起動時に読み込まれます。
上記は3層スイッチの詳細な設定手順ですが、実際の状況に応じて変更される可能性があります。設定完了後は、ターミナルエミュレーターで設定の有効性をテストし、他の機器でネットワーク接続テストを実施します。