Prometheusデータ収集の仕組みと設定【初心者向け】

Prometheusシステムのデータ収集器は、監視データを表示および保存することで、ユーザーがシステムのパフォーマンスや健康状態を理解するのを助けます。その基本原則は以下の通りです。

  1. 監視対象システムから、周期的にメトリクスデータを収集するために、Prometheusデータ収集器が使用されます。これらの対象システムには、サーバー、アプリケーション、データベースなどが含まれます。
  2. 自動的にサービスの発見や静的な設定などを通じて、Prometheusは監視する必要のあるターゲットを発見し、定期的にデータを収集する。
  3. データ収集:Prometheusコレクターは、事前に設定された時間間隔でターゲットシステムからメトリクスデータを取得し、これらのデータは通常、テキスト形式のメトリクスデータとしてターゲットシステムの特定のエンドポイントに公開されます。
  4. データの保存:データ収集器は収集した指標データをローカルの時系列データベースに保存し、後々の検索や分析に活用できるようにします。
  5. Prometheusは、SQLに似たクエリ言語であるPromQLを提供しており、ユーザーはこれを使用してデータベースに保存されている監視データをクエリや分析することができます。
  6. 可視化:ユーザーは、Prometheusに組み込まれているグラフィカルなインタフェースやGrafanaなどのツールを使って監視データを表示し、システムの性能状況や傾向を直感的に把握できます。

総じて、Prometheusデータ収集器は、定期的に対象システムからメトリクスデータを取得し、このデータをローカルデータベースに保存して、ユーザーがシステムのパフォーマンスを監視し分析するのを支援します。

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