ゴーのゴルーチンとスレッドの違い

Goのゴー程とスレッドは、どちらも並行処理を行うメカニズムですが、以下のような違いがあります。

  1. ゴーのゴー程は、ゴー言語のランタイムスケジューラー(ゴー程スケジューラー)によってスケジュールされ、スレッドはOSのスケジューラー(スレッドスケジューラー)によってスケジュールされています。ゴーのスケジューラーはM対Nに類似したモデルを使用し、複数のゴー程をより少ないOSスレッドにマップすることで、ゴー程のスケジュールをより軽量かつ効率的にしています。
  2. 作成・破棄コスト:コルーチンの作成と破棄にはスレッドに比べてはるかにコストが掛からない。コルーチンの作成と破棄はスタックフレーム数個、メモリ数バイトで済むのに対し、スレッドの作成と破棄にはスタック領域、レジスタ、メモリなどのリソースが大量に必要となる。
  3. メモリ消費:コルーチンはスタックスペースを必要に応じて動的に伸縮させることができるため、使用するメモリは比較的少ない。一方で、スレッドはスタックスペースが固定されているため、使用するメモリは比較的大きい。
  4. コルーチンはチャネルを介して同期通信を行います一方、スレッドは通常、ロックや条件変数などのメカニズムを利用して同期を行います。
  5. 例外処理: コルーチンが発生した例外は、そのコルーチン内で捕捉・処理できますが、スレッドの例外は通常スレッド外部のメカニズムで処理する必要があります。

Goのゴルーチンは、スレッドよりも作成および破棄のコストが低く、メモリ使用量が小さく、効率的なスケジューリングと同期通信メカニズムを備えており、高同時実行性と高並行処理に適しています。

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