Zabbixのカスタム監視スクリプトの設定方法はどうですか。
Zabbixのカスタム監視スクリプトを設定するには、以下の手順が必要です。
- 監視スクリプトを作成してください:必要な監視データを取得するために、任意のプログラミング言語でスクリプトを作成します。スクリプトはシェルスクリプト、Pythonスクリプト、または他のプログラミング言語のスクリプトであっても構いません。スクリプトが適切な出力を返すように確認してください。これにより、Zabbixが解析および使用できるようになります。
- Zabbixエージェントがインストールされているホストに監視スクリプトをコピーしてください。通常、Zabbixエージェントのスクリプトディレクトリは/usr/local/share/zabbix/externalscripts/にあります。このディレクトリにスクリプトを配置するか、他の選択した場所に配置することができます。
- スクリプトが実行権限を持っていることを確認します。chmodコマンドを使用してスクリプトに実行権限を追加し、例:chmod +x /usr/local/share/zabbix/externalscripts/script.sh。
- Zabbixの管理画面で、「Configuration」(設定)→「Hosts」(ホスト)に移動し、監視したいホストを見つけてその名前をクリックしてください。
- 左側メニューで「Items(アイテム)」を選択し、次に「Create Item(アイテムを作成)」をクリックしてください。
- 「アイテム」ページには、以下のフィールドを入力してください。
- 名前(めいめい):監視項目に名前を指定します。
- 重要なもの:Keyは、Zabbixエージェントとサーバー間でデータを転送するためのユニークな識別子です。一般的なKeyの形式はcustom.script[script.sh]であり、ここでscript.shはスクリプトの名前です。
- 選択肢:スクリプトの出力データのタイプに基づいて適切なタイプを選択してください。たとえば、スクリプトが数字を出力する場合は、「Numeric(数値)」を選択してください。
- 更新間隔:監視項目の更新頻度を定義します。
- 使用(アプリケーション):監視項目を選択して、より効果的に整理・分類するためのアプリケーションを選択してください。
- 「アイテム」ページの「前処理」タブで、スクリプトの出力データを変換、フィルタリング、または処理するための任意の前処理ステップを定義することができます。これはオプションであり、必要に応じて構成できます。
- 「Add」をクリックして、監視項目の設定を保存してください。
上記の手順が完了すると、Zabbixはお客様のカスタム監視スクリプトで生成されたデータを収集し処理し始めます。監視アイテムのデータは「モニタリング」->「最新データ」ページで確認できます。