wpf のデータ グリッドでデータ バインディングが遅くなっている場合の対処法
WPF の DataGrid でデータバインド時にカクつく場合は、以下の方法を試してください。
- 仮想化を使用:DataGridのVirtualizingStackPanel.IsVirtualizingプロパティをTrueにすることで表示領域内の行だけを生成し、メモリ使用量とレンダリング時間を節約できます。
- バックグラウンドでデータ読み込み:データはバックグラウンドスレッドで読み込まれて、読み込み完了後にDataGridにバインドされ、主スレッドのブロックが回避されます。
- ページングによるデータの遅延読み込み: データ量が大きい場合、ページングによるデータの読み込みを検討できます。現在のページのデータのみを都度読み込むことで、一度に大量のデータを読み込んだ場合の読み込み遅延を軽減できます。
- データバインディングを最適化:データバインディングで使用するオブジェクトやプロパティの実装が効率的であることを確認し、複雑な計算や頻繁なデータ更新を避けることで、データバインディングのパフォーマンスを向上させます。
- 非同期バインディングを使用する: 非同期バインディングを使用すると、データバインディング処理がバックグラウンドスレッドに置かれるため、UIスレッドへのブロックが少なくなります。
- UI 仮想化を使用する: DataGrid に多数列がある場合、メモリおよびレンダリングの時間を削減するため、UI 仮想化を使用するとよいでしょう。DataGrid の EnableColumnVirtualization プロパティと EnableRowVirtualization プロパティを True に設定できます。
具体状況に応じて最適な方法を選択してDataGridのパフォーマンスを向上させるための、一般的な解決策をいくつか示します。