Windows10 COEM版とOEM版の違い
Windows 10 COEM(商業用OEM)版とOEM(OEM)版はともに、機器メーカーに提供するライセンスバージョンであり、主な違いは以下のとおりです。
- ライセンス方法:COEM版は機器メーカーがライセンスを購入してから機器にプリインストールして販売する方法であり、OEM版は機器メーカーがライセンスを購入してから機器に独自に取り付けて販売する方法です。
- カスタマイズ性: OEM版システムでも一定程度のカスタマイズは可能ですが、OEM版より自由度が高く、機器メーカーの要望に沿った細かなカスタマイズが可能です。
- サポートとアップデート:COEM版は通常、リテール版と同じサポートと長期的なアップデートを受け、OEM版は機器メーカーからのサポートとアップデートを受けます。
- アクティベーション方法:COEM版システムは、デバイスメーカーが独自の認証方法を使用してシステムをアクティベートする必要があり、OEM版システムは通常、デバイスメーカーのBIOS内のSLP(System-Locked Pre-installation)テクノロジーを使用してアクティベートされます。
全体としてCOEM版システムは、機器メーカーによるカスタマイズに適しており、OEM版システムは、機器メーカーがそのまま組み込んで販売するのに適しています。