Windows 10でDLLの読み込みに失敗した場合の対処法
DLLの読み込みに失敗する原因はさまざまです。一般的な対処方法を以下に示します。
- DLLファイルの存在を確認する: DLL ファイルが適切なパスにあり、ファイル名が正しく綴られていることを確認します。
- 依存関係の確認:特定のDLLが正しくロードされるには、ほかのDLLに依存している場合があります。依存しているDLLが不足していないか確認してください。Dependency Walkerなどのツールを使用して、依存関係を確認できます。
- OSバージョンとの互換性チェック:一部のDLLファイルは特定のOSバージョンでのみロードできるため、DLLファイルの互換性要件を確認し、OSバージョンが要件を満たしていることを確認します。
- 実行時ライブラリの欠落確認:一部のDLLファイルは適切にロードするために特定の実行時ライブラリを必要とします。システム上に必要な実行時ライブラリがインストールされていることを確認してください。関連する実行時ライブラリの再インストールを試行することを推奨します。
- DLLファイルが標準以外のパスにある場合は、パスの環境変数にパスが追加されていることを確認する必要があります。環境変数は、「システムのプロパティ」の「詳細設定」で設定できます。
- 権限の問題がないか確認します:現在のユーザーに、必要なDLLファイルを読み込む権限があります。DLLファイルが管理者権限が必要なディレクトリにある場合は、管理者権限を使用してアプリケーションを実行してみてください。
- ウイルス対策ソフトウェアを確認します。ウイルス対策ソフトウェアによっては、DLLファイルのロードが妨げられる場合があるので、ウイルス対策ソフトウェアの設定を確認し、DLLファイルが妨げられないようにします。
- アプリの設定ファイルを確認する:特定のアプリでDLLファイルの読み込みが失敗している場合、アプリの設定ファイルを確認して、DLLファイルのパスや関連設定が正しく設定されていることを確認します。
上記の方法で問題が解決しない場合は、関連するソフトウェアまたはオペレーティングシステムを再インストールするか、DLL ファイルの提供元へご連絡いただき、サポートとガイダンスをご利用ください。