web.config内のcustomErrorsとhttpErrorsの違いは何ですか?
web.configファイルはASP.NETアプリケーションの設定ファイルであり、多くの設定項目が含まれています。 customErrorsとhttpErrorsは、アプリケーション内のエラーを処理し、ユーザーにエラーメッセージを表示するために使用されます。
customErrorsはASP.NETでの設定項目であり、開発者がエラー処理方法をカスタマイズできるようにします。customErrorsのmode属性を設定することで、アプリケーションがエラーに遭遇した際の動作を指定することができます。一般的なmode属性の値には、以下のいくつかがあります。
- エラーメッセージは表示されませんが、デフォルトのASP.NETエラーメッセージが表示されます。
- エラーメッセージをカスタマイズして表示しますが、詳細なエラー情報は表示されません。
- RemoteOnly:リモートサーバーでカスタムエラーメッセージを表示し、ローカルサーバーでは詳細なエラー情報を表示します。
httpErrorsは、IIS(Internet Information Services)の設定項目であり、IISレベルでエラー処理方法を定義します。httpErrorsは、web.configファイルやIISの管理画面で設定することができます。httpErrorsは、HTTPエラーの表示方法やリダイレクトなどをカスタマイズできる柔軟なエラー処理方法を提供します。
違い:
- customErrorsはASP.NETアプリケーションのエラー処理方法ですが、httpErrorsはIISサーバーのエラー処理方法です。
- customErrorsはASP.NETアプリケーションでのみ使用できますが、httpErrorsは任意の種類のWebアプリケーションで使用できます。
- customErrorsはASP.NETフレームワークに関連するエラーのみを処理できますが、httpErrorsはどんな種類のHTTPエラーでも処理できます。
- httpErrorsは、エラーをリダイレクトや転送によって処理できますが、customErrorsはカスタムエラーメッセージの表示のみが可能です。