Vertical-Alignの仕組みと使用法
Vertical-Alignは、要素(通常はインライン要素やテーブルセル)の垂直配置方法を設定するためのCSSプロパティです。
このプロパティの原理は、要素の行の高さ(Line-height)を変更することで垂直方向に整列させることです。具体的には、Vertical-Alignプロパティを設定すると、要素の行の高さが指定した整列方法に応じて調整され、垂直方向に整列させる効果が実現されます。
次に、Vertical-Align属性の使い方を示します。
- この属性はインライン要素や表セルに使用できます。インライン要素では、垂直方向の配置は行ボックスに対して行われ、表セルではセルボックスに対して行われます。
- Vertical-Alignプロパティの値は以下のいくつかであることができます:
- ベースライン(デフォルト値):要素のベースラインが親要素のベースラインと揃う。
- 子要素のベースラインは親要素の下端基準線に揃えられます。
- super: 要素の基盤線は親要素の上側基盤線に合わせられます。
- トップ:要素の上部が親要素の上部と揃う。
- テキストのトップは、親要素のトップと揃えられます。
- 中央:要素の中心は親要素の基線の中心と揃える。
- 底部:要素の底辺を親要素の底辺に合わせます。
- テキストボトム:要素の底部を親要素のテキストの底部に合わせる。
- Vertical-Align属性は、具体的な長さやパーセンテージ値を受け入れ、調整することもできます。これらの値は親要素の基線に対して配置されます。
注意する必要があるのは、Vertical-Alignのプロパティは行内要素とテーブルセルにのみ適用され、その挙動は他の要因(フォントサイズ、行の高さなど)に影響を受ける可能性があるという事です。Vertical-Alignのプロパティを使用する際には、他のレイアウトプロパティと併用して、期待した垂直方向の整列効果を得るようにする必要があります。