VBAでのUsedRangeとCurrentRegionの違いは何ですか?
VBAで、UsedRangeとCurrentRegionは、データの範囲を特定するための方法ですが、それらにはいくつかの違いがあります。
- 使用範囲:
- UsedRangeは、シート上で使用されている範囲を決定する属性です。これは、すべての使用されているセル、空白セルを含む範囲オブジェクトを返します。つまり、UsedRangeはデータの有無に関わらず、シート上の最大範囲まで拡張されます。
- UsedRangeプロパティは以下のように使用できます: Dim rng As Range
Set rng = ActiveSheet.UsedRange - UsedRangeがシート全体の最大範囲に拡張される可能性があるため、不要な空白セルが含まれる可能性がありますので、使用する前に注意して処理する必要があります。
- 現在の地域:
- CurrentRegionメソッドは、特定のセル範囲の連続した領域を決定するためのメソッドです。これは、指定されたセルの周囲にある空白セルを除いた連続した範囲を表す範囲オブジェクトを返します。言い換えると、CurrentRegionは指定されたセルの周囲にある空でないセルのみを含んでいます。
- 現在の領域メソッドは次のように使用できます:Dim rng As Range
Set rng = Range(“A1”).CurrentRegion - CurrentRegionメソッドは、開始セルを指定する必要がありますが、それから連続する空でないセルを含む範囲に自動的に拡張されます。
総じて、UsedRangeとCurrentRegionはデータ範囲を決定するための方法ですが、UsedRangeはシート全体の最大範囲を含みますが、CurrentRegionは指定したセルの周りの空でないセルのみを含みます。具体的なニーズに応じて、どちらの方法を選択するか決定してください。