VB.NETの多次元配列の基本概念

VB.NET の配列は複数の値を格納できる特殊なデータ構造であり、複数の次元でインデックス付けやアクセスを行うことができます。

多次元配列の基本は、次のようなものがあります。

  1. 次元: 多次元配列は、複数の次元を有することができ、各次元は配列内の1つの軸を表します。たとえば、2次元配列は、行と列を表す2つの次元を持つことができます。
  2. インデックス:多次元配列の各要素には、一意のインデックスでアクセスできます。インデックスは要素が各次元で存在する位置を指定するために使用される整数値です。たとえば、2 次元配列では、特定の要素にアクセスするために 2 つのインデックスを使用できます。最初のインデックスは行、2 番目のインデックスは列を表します。
  3. 要素の種類要素は,多次元配列内で,すべて同じデータ型を持ちます。基本データ型(整数、浮動小数点など)、または参照型(文字列、カスタムクラスなど)があります。
  4. 配列の初期化: 多次元配列は、宣言時またはその後のコードで初期化できます。 初期化リストまたはループ ステートメントを使用して、配列の各要素に値を割り当てることができます。
  5. 多次配列のすべての要素を走査するには、ループ文を使用できます。通常は、ネストしたループを使用して、各次元の要素を処理します。
  6. 多次元配列の長さ:Lengthプロパティを使用すると、多次元配列の合計長さを取得できます。2次元配列の場合、Lengthプロパティは行数に列数を掛けた結果を返します。

次に、2 次元配列の宣言、初期化、および反復処理を行う方法のサンプルコードを示します。

Dim myArray(,) As Integer = {{1, 2, 3}, {4, 5, 6}}
For i As Integer = 0 To myArray.GetLength(0) - 1
For j As Integer = 0 To myArray.GetLength(1) - 1
Console.WriteLine("Element at ({0},{1}): {2}", i, j, myArray(i, j))
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以上のコードでは、2行3列の二次元配列が宣言され、その後、ネストしたループを使用して配列のすべての要素が走査され、各要素の値と位置が出力されます。

多重配列はVB.NETで非常に便利で、簡単に多数の値の格納と処理を実行できます。

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