TTYコマンドはLinuxで何ですか

Linuxにおけるttyコマンドは、端末(TTY)デバイスの表示や管理を行うコマンドラインツールです。TTYとは端末のこと、コンピュータとやりとりするために使われます。Linuxシステムにおけるttyコマンドは、主に以下の用途があります。

  1. TTYデバイスの表示と管理: TTYコマンドを使用すると、tty1、tty2などの仮想端末やシリアル端末など、システムで現在アクティブなTTYデバイスを表示できます。ttyコマンドを使用して、現在使用しているTTYデバイスを表示できます。
  2. ターミナルの切り替え: Linuxでは、Ctrl+Alt+F1からCtrl+Alt+F6キーを使って、異なる仮想ターミナルを切り替えることができます。例えば、Ctrl+Alt+F1でtty1に切り替わり、Ctrl+Alt+F2でtty2に切り替わります。これらの仮想ターミナルは、システムと独立した対話型インターフェイスを提供します。
  3. 端末セッションの管理:TTYコマンドは端末セッションの管理や制御にも利用されます。たとえば、whoコマンドは現在システムにログインしているユーザーとその使用中のTTYデバイスを確認できます。psコマンドは現在実行されているプロセスとその関連する端末を確認できます。

注意すべき点は、LinuxのターミナルでTTYコマンドはほとんどが組み込みのコマンドとして、独立した実行ファイルではなくなっています。そのため、余分なパスを指定することなく、ターミナルで直接TTYコマンドを入力することができるようになりました。

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