TomcatのJVMパラメータはどのように設定しますか?
Tomcatの起動スクリプトで設定できます。
Windows環境の場合、Tomcatのインストールディレクトリのbinフォルダ内のcatalina.batファイルを編集します。set “JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% …”行を見つけて、その行に必要なJVMパラメータを追加します。
Linuxシステムでは、Tomcatのルートディレクトリにあるbinディレクトリのcatalina.shファイルを編集して、「JAVA_OPTS=”$JAVA_OPTS …」という行を見つけ、その行に必要なJVMパラメータを追加できます。
ここでは、Tomcat JVMパラメータ設定の一部の一般的な例を示します。
- JVMの最小ヒープメモリと最大ヒープメモリの設定:
- Windows の場合: “JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -Xms512m -Xmx1024m” を設定
- Linuxの場合:JAVA_OPTS=”${JAVA_OPTS} -Xms512m -Xmx1024m”
- JVMのガベージコレクションの種類を設定
- Windowsの場合:set “JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -XX:+UseG1GC”
- Linuxでは:JAVA_OPTS=”$JAVA_OPTS -XX:+UseG1GC”
- リモートデバッグ用の JVM デバッグ引数を設定する
- Windowsの場合:set “JAVA_OPTS=%JAVA_OPTS% -agentlib:jdwp=transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=5005”
- Linux の場合: JAVA_OPTS=”$JAVA_OPTS -agentlib:jdwp=transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=5005″
JVMパラメータを設定後、Tomcatサーバを保存して再起動すれば有効になります。なお、Tomcatのバージョンにより、起動スクリプトファイルやパラメータの設定方法が異なる場合がありますので、該当のTomcatバージョンの公式ドキュメントを参照してください。