Tomcatサーバーを構成して使用する方法
Tomcatサーバーの設定と利用には主に次のような手順があります。
- オフィシャルのTomcatウェブサイトからTomcatサーバーの最新の安定版をダウンロードし、オフィシャルのドキュメントに従ってインストールを行います。
- Tomcatサーバのインストールディレクトリをシステム環境変数に追加し、コマンドラインからTomcatコマンドを直接呼び出すことができるようにします。
- Tomcatサーバーを設定するには、サーバーのポート、仮想ホスト、コネクタ、ログなどの構成項目を記述したTomcatサーバーの構成ファイルを編集します。構成ファイルはTomcatインストールパスのconfフォルダにあります。
- Webアプリケーションの配置:Webアプリケーション(WARファイルまたはそのソース)をTomcatのwebappsディレクトリにコピーすると、Tomcatによって自動的に配置されます。
- Tomcat サーバーの起動:コマンドラインまたはグラフィカルインターフェイスから起動する場合、startup.bat または catalina.bat(Windows システム)や startup.sh または catalina.sh(Linux システム)などのコマンドを使用します。
- Webアプリケーションにアクセス:ブラウザに「http://localhost:8080/」と入力して(デフォルトポートは 8080)、Tomcatサーバにアクセスします。デフォルトでは、トップページが表示されます。Webアプリケーションがデプロイされている場合、「http://localhost:8080/アプリケーション名」でアクセスできます。
- Tomcatサーバの管理:Tomcatではmanagerツールが用意されており、http://localhost:8080/manager/html(デフォルトユーザ名:admin、パスワード:未設定)にアクセスすることで、デプロイ済みアプリケーションの確認、アプリケーションの起動・停止・再読み込みなどの管理操作を行えます。
- Tomcatサーバを停止します:コマンドラインまたはグラフィカルユーザーインターフェースでTomcatサーバを停止するには、shutdown.batまたはcatalina.bat(Windows),またはshutdown.shまたはcatalina.sh(Linux)などのコマンドを使用します。
以上でTomcatサーバーの基本的な設定と利用方法を説明しましたが、具体的な要件に応じてより詳細な設定とカスタマイズを行うことも可能です。