TomcatでJSPファイルをどのように処理するか?
Tomcat上のJSPファイルの処理は主にJSPエンジンを使用して行われます。JSPファイルはTomcatのJSPエンジンによってServletにコンパイルされ、クライアントのリクエスト時にはTomcatによってServletが読み込まれて実行され、最終的にダイナミックなHTMLページがクライアントに返されます。
具体な処理手順は以下の通りです:
- お客様がJSPページをリクエストすると、TomcatはそのJSPページをJSPエンジンに処理させます。
- JSPエンジンは、JSPページをServletクラスにコンパイルし、そのクラスをTomcatの作業ディレクトリに保存します(デフォルトではTomcatのインストールディレクトリのworkディレクトリ)。
- リクエストが到着すると、TomcatはそのServletクラスをロードし、コードを実行して、動的なHTMLページを生成します。
- 最終的にTomcatは生成されたHTMLページをクライアントに返します。
JSPファイルを処理する際に注意すべき点は、TomcatがJSPページの静的および動的コンテンツを分けて処理し、静的コンテンツをそのままクライアントに返し、動的コンテンツはJSPエンジンによってコンパイルされて動的なHTMLページを生成するということです。