struts2のアクションサポートの役割は?
アクションインターフェースを実装した抽象クラスで、開発を容易にするためによく使用されるメソッドとプロパティを備えたActionSupport。
ActionSupport の主な用途:
- ActionSupportがHttpServletRequest/HttpServletResponseオブジェクトの取得、Actionのテキストリソース取得、国際化リソース取得など、よく使用されるメソッドを提供しています。これらを使用することで、Action内から簡単に利用することができ、開発工数を削減できます。
- ActionSupport には Struts2 のバリデーションフレームワークが統合されており、validate() 関数をオーバーライドしてアクションの入力データの検証を行うことができます。このバリデーションフレームワークを使用することで、データの検証を簡便に実施でき、バリデーションコードを手動で記述する作業を軽減できます。
- Actionサポートはメッセージ処理を提供します。つまり、Actionにメッセージを追加するために、addActionMessage()、addActionError()、addFieldError() などのメソッドを用意しています。これらのメッセージはJSPページで表示でき、エラーの提示やメッセージの通知を簡単に行えます。
- 入力と出力のプロパティを提供。ActionSupportは、input、SUCCESS、ERRORなどの一般的な入力と出力のプロパティを定義しています。これらのプロパティを直接使用することで、Actionの遷移や結果の処理を簡単に制御でき、コーディングの複雑さを軽減できます。
総合的に見て、ActionSupportは便利でよく利用するメソッドやプロパティを用意したアクションクラスで、開発プロセスを簡素化し、開発効率を向上させることができます。