strcpyとstrncpy関数の違いとは?初心者向け徹底解説
strcpyとstrncpyは両方とも文字列をコピーする関数ですが、それらの間にはいくつかの違いがあります。
- strcpy関数は、文字列の終端文字’\\0’に達するまで文字列全体をコピーしますが、strncpy関数はコピーする文字数を指定します。もしソース文字列の長さが指定数より短い場合、目的の文字列の末尾に’\\0’終了文字を追加します。
- ソース文字列の長さがターゲット文字列の長さを超えると、strcpy関数はバッファオーバーフローの問題を引き起こしますが、strncpy関数はコピーする文字の数を制限してオーバーフローを防ぎます。
- strcpy関数を使用して文字列をコピーする場合、元の文字列の長さがわからないため、メモリアクセスの範囲外の問題が発生する可能性があります。一方、strncpy関数を使用すると、コピーする文字数を指定することができ、目的の文字列の長さを超えることはなくなります。