strcat()関数のC言語での使い方は?
C言語のstrcat()関数は、ある文字列を別の文字列の末尾に追加するために使われます。
関数のプロトタイプは以下の通りです。char *strcat(char *dest, const char *src)
パラメーターの説明:
- 追加する先のターゲット文字列は、元の文字列が収まるだけの余白がある必要があります。
- 追加されるソース文字列です。
関数が返却する値
- オブジェクト文字へのポインタを返します。
関数の動作は、最初の文字列の内容を第二の文字列の最後にコピーし、その文字列の最後には終端記号として’\0’という空文字を追加します。この関数を利用する時は、第二の文字列に十分なスペースが確保されていることを確認してください。そうしないと、バッファオーバーフローの問題が発生する恐れがあります。
strcat()関数の使用方法を示すサンプルコードは次のとおりです。
#include <stdio.h>
#include <string.h>
int main() {
char str1[20] = "Hello";
char str2[] = " World!";
strcat(str1, str2);
printf("%s\n", str1);
return 0;
}
「Hello World!」と出します。