SQLにおけるMINUSコマンドとUNIONコマンドの使用法
SQL では、MINUS と UNION はどちらもクエリ結果を合成するための演算子です。
- マイナス演算子:
マイナス演算子は、最初のクエリー結果から2番目のクエリー結果を引いて、最初のクエリー結果にのみ存在する行を返すために使用します。その構文は以下のとおりです。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
MINUS
SELECT column1, column2, ...
FROM table2;
MINUS 演算子は、2 つのクエリが同じ列数で、かつデータ型が同じである必要があります。また、MINUS 演算子は最初のクエリからのユニークな行のみを返し、重複する行は返しません。
- UNION 演算子
UNION演算子は2つ以上のクエリ結果を結合して、すべてのクエリ結果を含む結果セットを返します。構文は次のとおりです。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
UNION
SELECT column1, column2, ...
FROM table2;
UNION 演算子は、対象の 2 つのクエリーが同じカラム数とデータ型を持っている必要があることに注意してください。さらに、UNION 演算子はすべてのクエリー結果から重複行を自動的に削除し、ユニークな行のみを返します。
ただし、MINUSとUNION演算子では、照会結果がソートされます。照会結果の元の順序を保持する必要がある場合は、重複を削除したりソートしたりしないUNION ALL演算子を使用できます。