SpringcloudのGatewayコンポーネントの設定方法はどのようになりますか?
Spring Cloud Gatewayコンポーネントの設定は、設定ファイルまたはプログラミングの方法で行うことができます。
設定ファイルにおいて、以下の属性を使用して設定を行うことができます:
- サーバーポート:Gatewayのポート番号を指定します。
- spring.application.name はGatewayを指定するアプリケーションの名前です。
- id:ルートのIDは任意に指定できます。
- uri:サービスの目標URL。
- 述語:ルーティングのマッチング条件は、リクエストのパス、メソッド、ヘッダーなどに基づいてマッチングが可能です。
- フィルター:ルーティングのフィルターは、リクエストを前処理や後処理などできます。
例えば、以下には簡単な設定ファイルの例があります:
server:
port: 8080
spring:
application:
name: gateway
spring:
cloud:
gateway:
routes:
- id: route1
uri: http://localhost:8001
predicates:
- Path=/api/**
- id: route2
uri: http://localhost:8002
predicates:
- Path=/hello/**
filters:
- AddRequestHeader=X-Request-Id, 12345
上記の設定により、/api/**パスへのリクエストはhttp://localhost:8001に転送され、/hello/**パスへのリクエストはhttp://localhost:8002に転送され、転送時にX-Request-Idという名前のヘッダーに値12345が追加されます。
設定をコーディングで行う必要がある場合は、@Beanアノテーションを使用してRouteLocatorのインスタンスを作成し、そのAPIを使用して設定を行うことができます。
例えば、
@Configuration
public class GatewayConfig {
@Bean
public RouteLocator myRoutes(RouteLocatorBuilder builder) {
return builder.routes()
.route("route1", r -> r.path("/api/**")
.uri("http://localhost:8001"))
.route("route2", r -> r.path("/hello/**")
.filters(f -> f.addRequestHeader("X-Request-Id", "12345"))
.uri("http://localhost:8002"))
.build();
}
}
上記のコードは、myRoutesという名前のルーティングルールを作成し、/api/**のパスに一致するリクエストをhttp://localhost:8001に転送し、/hello/**のパスに一致するリクエストをhttp://localhost:8002に転送し、転送リクエスト時にX-Request-Idという名前で値12345のヘッダーを追加します。