Spring Bootの設定の読み込み順序を理解する方法は?
Spring Bootの設定の読み込み順序は、大まかに以下の手順に分かれます:
- コマンドライン引数:コマンドライン引数で指定された設定は、他の設定を上書きします。たとえば、–server.port=8080でアプリケーションのポート番号を指定できます。
- Jarファイルの外部に配置されたapplication.propertiesまたはapplication.ymlファイルは、設定を定義するために使用できます。Spring Bootは、これらのファイルを自動的に読み込みます。例えば、カスタムのapplication.propertiesファイルをjarファイルと同じ階層に配置し、そこに設定を定義することができます。
- jarファイル内のapplication.propertiesまたはapplication.ymlファイルからの設定:Spring Bootはjarファイル内のapplication.propertiesまたはapplication.ymlファイルを自動的に読み込みます。これらの設定はデフォルトの設定を上書きします。
- @PropertySourceアノテーションで読み込まれる設定ファイル:アプリケーションの設定クラスに@PropertySourceアノテーションを使って追加の設定ファイルを読み込むことができます。これらの設定ファイルの値はデフォルトの設定を上書きします。
- @ConfigurationPropertiesアノテーションで読み込まれる設定:アプリケーションの設定クラス内で@ConfigurationPropertiesアノテーションを使用して設定を読み込むことができます。これらの設定はデフォルトの設定を上書きします。
- @Valueアノテーションを使用して読み込まれた設定:アプリケーションのコンポーネントで@Valueアノテーションを使用して設定を読み込むことができます。これらの設定はデフォルトの設定を上書きします。
注意すべきは、設定の読み込み順が後ろになるほど優先度が高くなり、以前に読み込まれた設定を上書きします。