SpringによるAOPの実装方法
SpringではAOPを実現する次の方法が用意されています。
- XML設定ファイル方式:XML設定ファイルでアスペクトと通知を定義することでAOPを実現。アスペクト定義では、切点式を使用して結合点を指定し、通知を使用してアスペクトの振る舞いを定義する。
- アノテーションベースのアプローチ:Javaクラス内のアノテーションを利用して、アスペクトとアドバイザを定義する。@Aspectアノテーションはアスペクトクラスの定義に使用され、@Pointcutアノテーションはジョインポイントの定義に使用され、@Before、@Afterなどのアノテーションはアドバイザの定義に使用される。
- プログラミング方式: Javaコードを書いてAOPを実現する。 AspectJProxyFactoryクラスを使用してプロキシオブジェクトを作成し、プロキシオブジェクトにアスペクトと通知を織り込む。
SpringではAOPを実現する手法として、XML設定ファイルによる方法、アノテーションによる方法、プログラミングによる方法の3種類があります。要件に応じて適切な方法を選択してAOPを実装できます。