Sparkの並列度とは何ですか?
Sparkにおいて、並列度(parallelism)とはデータ処理タスクを同時に処理する数を指します。Sparkでは、並列度はデータのパーティションやタスクの並行実行など、さまざまなレベルに適用することができます。並列度を調整することで、ジョブのパフォーマンスやリソース利用効率を効果的に向上させることが可能です。
Sparkには、主に2つの並列度のタイプがあります。
- データ並列性とは、クラスター内のデータの分割数、つまりRDDのパーティション数を指します。データの並列性は、Sparkジョブがクラスターで並行して実行される程度を決定します。
- 各タスクの同時実行の度合いを示すのが、タスクの並行度です。タスクの並行度を調整することで、各ノードでの並行実行度合いを制御し、ジョブのパフォーマンスを向上させることができます。
Sparkでは、RDDのパーティション数を設定したり、Sparkジョブの並列度パラメータを調整することで、並列度を制御することができます。通常、適切に並列度を増やすと、ジョブのパフォーマンスが向上しますが、高すぎる並列度はリソース競争やパフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。そのため、並列度を調整する際には、適切な評価とテストが必要です。