rz と sz コマンドの Linux での使い方
rzとszコマンドは、Linuxシステムでのファイル伝送に使用されるツールで、一般に端末エミュレータ(XShellやSecureCRTなど)と組み合わせて使われます。rzコマンドはローカルコンピュータからLinuxシステムにファイルをアップロードするために使用され、szコマンドはLinuxシステムからローカルコンピュータにファイルをダウンロードするために使用されます。
RZやSZコマンドを使用するには、事前にLinuxシステムに以下コマンドでパッケージをインストールしておく必要があります。
sudo apt-get install lrzsz
インストール完了ら、以下の手順で rz コマンドと sz コマンドが使用できます。
- ターミナルでrzコマンドを入力してEnterキーを押してください。
- ファイル選択ダイアログを開き、アップロードしたいファイルを選択してください。
- ファイルのアップロードが完了するまでお待ちください。
ファイルをアップロードすると、アップロードされたファイルを現在のディレクトリに格納できます。
- ターミナルでszコマンドを入力し、Enterキーを押します。
- ダウンロードしたいファイルのパスとファイル名を入力して、Enterキーを押してください。
- [ファイルの保存]ダイアログボックスが表示され、ファイルの保存先パスを選択できます。
- ファイルのダウンロード完了をお待ちください。
ダウンロード完了後、ダウンロードしたファイルは指定した保存場所にございます。
RZ、SZコマンドを使用する際、シリアルポート設定が端末エミュレータで正しく設定されていることを確認してください。また、RZ、SZコマンドはシリアルポート経由でファイル転送を行うため、シリアルインターフェイスやシリアルケーブルなどのシリアルデバイス接続の場合のみご使用になれます。