Redisクラスタの動的スケールアウトのしくみ
Redisクラスターの動的拡張の原理は、新しいノードを追加することによってクラスターの容量とスループットを増やすことです。
具体的な拡張プロセスは以下の通りです。
- クラスターに新しい Redis ノードを追加するには、まず新しい Redis ノードをクラスターに追加します。この新しいノードは新しいスロットの所有者になります。
- 新ノードがクラスタに参加すると、クラスタは古いノードの一部データを新ノードに移動させます。このとき古いノードは、新ノードが管理するスロットに属するデータを新ノードに移動します。データの移動は、古いノードと新ノードの間でデータを同期することで行われます。
- データ移行が完了すると、クラスターにより新しいノードが一部のスロットの所有者になるよう設定されます。その処理では、新しいノードの担当スロットが、古いノードの所有者リストから削除され、新しいノードの所有者リストに追加されます。
- クライアントリダイレクト:データの一貫性を保つため、クラスタは古いノード上に新ノードが担当するスロットの要求をリダイレクトし、要求を新ノードに送信します。これにより、拡張処理中に古いノードと新しいノードのデータの一貫性が保たれます。
実施したステップに従って、Redisクラスターは動的拡張機能を実装でき、それによってクラスターの容量とスループットが増加します。