Redisクラスターの拡張に伴うデータ移行の手順は?
Redisクラスタを拡張する際は、データの整合性を保つためデータ移行を行う必要があります。以下はRedisクラスタの拡張データ移行の手順です。
- 新しいRedisノードの追加:最初に、新しいRedisノードをクラスタに追加する必要があります。新しいノードを既存のRedisクラスタに追加するには、コマンドredis-cli –cluster add-node : :を使用できます。
- redis-cli –cluster reshard <既存ノードのIPアドレス>:<既存ノードのポート番号> コマンドを実行するとスロットマッピングの作成が実行され、ソースノードとターゲットノードの情報を入力するように指示されます。
- スロットを選択: スロットマッピングを作成したら、移行するスロットを選択します。スロットの選択は手動で指定する方法と、自動移行させる方法があります。自動移行する場合は新しいノードに均等にスロットを割り当てます。
- redis-cli –cluster reshard <既存ノードIP>:<既存ノードポート>コマンドでデータ移行を実行してください。このコマンドは、各スロットのデータをどのように移行するかをガイドします。移行中に、Redisクラスタはスロットのデータをソースノードからターゲットノードに移動させます。
- データ移行をモニタリングするには、redis-cli –cluster check :コマンドを使用します。このコマンドは、各スロットの分布を含むクラスタの状態を表示します。
- データ移行の完了:データ移行が完了したら、redis-cli –cluster add-node : : コマンドを実行してクラスターに新しいノードを追加し、そのノードを可用ノードとして設定します。
- 古いノードの削除: データ移行が完了し、新しいノードの正常な動作が確認されたら、redis-cli –cluster del-node : コマンドを使用して、古いノードをクラスターから削除できます。
- クラスタの状態確認:最後に、redis-cli –cluster check <新ノードIPアドレス>:<新ノードのポート番号> コマンドを実行して、新しいクラスタの状態を確認します。すべてのノードが正常に動作しており、クラスタの各スロットにデータを分散して格納できていることを確認します。
redisクラスターを拡充し、データを移行する際は、必ずバックアップを行い、すべての操作前にデータの完全性と可用性が確保されていることを確認してください。