Pythonでオブジェクトを作成して呼び出す方法
Pythonではオブジェクトを作成するには、最初にクラスを定義する必要があります。クラスとは、オブジェクトのプロパティや振る舞いを記述する抽象データ型のことです。クラスを定義するには、キーワードclassの後にクラス名を書きます。以下は、単純なクラスの定義例です。
class Person:
def __init__(self, name, age):
self.name = name
self.age = age
def say_hello(self):
print(f"Hello, my name is {self.name} and I am {self.age} years old.")
Personというクラスは、名前と年齢を表すnameとageという2つのメンバ変数と、名前と年齢を用いたあいさつを表示するsay_helloというメソッドを持っています。
クラス名をカッコ付きで呼び出すことで、関数呼び出しと同様に、インスタンスを作成することができます。例えば、以下のコードは「person1」という名前のPersonインスタンスを作成しています。
person1 = Person("Alice", 25)
オブジェクトを作成するときは、コンストラクタ __init__() で定義された引数を指定します。上の例では、Person クラスのコンストラクタは name と age の 2 つの引数が必要なので、オブジェクトを作成するときはそれらの値を指定しなければなりません。
オブジェクトが作成されると、オブジェクト名の後にピリオドを付けて、そのオブジェクトのプロパティやメソッドを呼び出すことができます。たとえば、person1オブジェクトのsay_hello()メソッドを呼び出す場合は、次のコードを使用します:
person1.say_hello()
これはクラスで定義された挨拶をプリントし、オブジェクトの名前と年齢を挨拶の中に挿入します。