Python WebアプリケーションをIISに設定する
IIS上でPythonウェブアプリを設定するには、次の手順を実行する必要があります。
- IISのインストール:Windows OSでは、コントロールパネルを開き、「プログラム」から「Windows の機能の有効化または無効化」を選択します。 「インターネット インフォメーション サービス」で「Web 管理ツール」と「ワールド ワイド Web サービス」にチェックを入れ、「OK」でインストールを実行します。
- Pythonをインストールする: Windowsシステムでは、PythonのWindowsインストーラー(.msiファイル)をダウンロードして、インストーラーを実行し、「システムパスにPythonを追加」オプションを選択します。
- IIS用のPython拡張モジュールのインストール:コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行してIIS用のPython拡張モジュールをインストールします。
pip install wfastcgi
- IISマネージャーの「サイト」ノードを右クリックし、「Webサイトの追加」を選択します。サイト名、物理パス、ポート番号などを記入し、「OK」をクリックします。
- アプリケーションプールの設定:IISマネージャで、作成したWebサイトを選択し、右側のウィンドウの「アプリケーションプール」をクリックして、アプリケーションプールを右クリックし、「詳細設定」を選択します。「32ビットアプリケーションを有効にする」を「True」に設定し、「OK」をクリックします。
- IIS マネージャーで、先ほど作成した Web サイトを選択し、右側のウィンドウで「ハンドラー マッピング」を右クリックし、「FastCGI」を選択して「編集」を行います。 実行可能ファイルに、Python のインストールディレクトリにある wfastcgi.py ファイルのフルパスを入力し、引数に –host localhost –port 5000(5000 は Flask アプリケーションが listen しているポート番号)を入力し、名前を任意の名前(例: Python FastCGI)に設定して「OK」をクリックします。
- IISマネージャで作成したサイトを選択し、右側のウィンドウの「高度な設定」をクリックして、「物理パス」をメモします。コマンドプロンプトでそのディレクトリに移動し、次のコマンドを実行してPython Webアプリケーションを起動します。
wfastcgi-enable
- ブラウザでウェブのURLを入力して、Pythonウェブアプリケーションが正常に機能するか確認します。
PythonウェブアプリケーションをIISに設定するための一般的な手順です。手順は、環境や要件によって異なる場合があります。