Python言語のisinstance関数の役割
isinstance()関数は、指定したオブジェクトが指定したクラスまたはタイプのインスタンスであるかどうかを判定します。指定したクラスまたはタイプのインスタンスであればTrueを、そうでなければFalseを返します。
型変換関数の構文は次のとおりです。
isinstance(object, classinfo)
オブジェクトを検査対象として、クラス名や型やそのタプルである classinfo をもとに、オブジェクトが特定タイプのインスタンスかどうかやオブジェクトの型が複数のクラスや型に属しているかどうか判定することができます。
以下に isinstance() の例を示します。
>>> isinstance(5, int)
True
>>> isinstance('hello', str)
True
>>> isinstance([1, 2, 3], list)
True
>>> isinstance((1, 2, 3), tuple)
True
>>> isinstance({'a': 1, 'b': 2}, dict)
True
>>> isinstance(3.14, (int, float))
True
>>> isinstance(3+4j, complex)
True
これらの例では、インスタンスが指定されたクラスまたは型と一致するため、isinstance() 関数は True を返します。
isinstance() 関数は、プログラム中にオブジェクトの型を条件として、さまざまな動作をしたり、異なる制御フローを取ったりするときに非常に役立ちます。