pythonのsysモジュールの使用方法
Pythonでは、sys モジュールはPythonインタプリタにつながる機能と変数を提供する組み込みモジュールです。
sysモジュールを使用するには、まずimport sys文でインポートする必要があります。
システムモジュールsysがよく使われる機能と変数:
- コマンドライン引数を格納するリスト。sys.argv[0]はスクリプト名であり、以降の要素はスクリプトに渡された引数である。
- 標準入力ストリームの sys.stdin。
- sys.stdout: 標準出力ストリーム
- sys.stderr:標準エラー出力
- sys.exit([arg]):Pythonインタプリタを終了します。引数argが提供されている場合、それは終了ステータスコードになり、デフォルト値は0です。
- sys.version: Pythonインタプリタのバージョン情報
- sys.path:モジュールを検索するディレクトリのリストがあります。
- sys.modules:インポートしたモジュールのキャッシュを含んだ辞書。
- sys.platform:Pythonインタープリタが動作するプラットフォームを示します。
Sys.argv とsys.exit() の使い方を示す簡単な例を以下に示します。
import sys
# 打印命令行参数
print("命令行参数:", sys.argv)
# 退出程序
sys.exit(0)
sysモジュールには、Python のインタプリタに依存する機能・変数があり、OSやPythonのバージョンによっては異なる場合があるので、sysモジュールを使用する際には、適宜ドキュメントを確認し、コードを適応させる必要がある。