Prometheus監視:複数データセンター/リージョン対応
Prometheusシステムは、複数のデータセンターや地域を横断して監視を行うことができ、以下の方法で実現されます。
- Federation:Prometheusは、1つのPrometheusインスタンスから別のPrometheusインスタンスにデータを転送することをサポートしており、異なるデータセンターや地域間で監視データを転送することができます。Federation機能を使用することで、異なるデータセンターや地域の監視データを1つのPrometheusインスタンスに集約し、統一的な監視を行うことができます。
- リモートストレージ:Prometheusは、データをInfluxDB、Graphiteなどのリモートストレージバックエンドに保存する機能もサポートしています。監視データをリモートストレージバックエンドに保存することで、異なるデータセンターや地域間で監視データを共有したり、データのバックアップや障害復旧を実現することができます。
- Alertmanagerは、PrometheusのAlertmanagerコンポーネントは、さまざまなデータセンターや地域のアラート情報を集中的に処理し、一定のルールに従って配布や通知を行うことができます。Alertmanagerを使用することで、異なるデータセンターや地域からのアラート情報を統一的に管理し処理し、迅速な対応と処理を確保することができます。
概して、Prometheusシステムは、Federation、Remote storage、Alertmanagerなどの機能を使用して、複数のデータセンターや地域を横断した監視を実現し、統一された監視ビューとアラート管理を提供できます。これにより、異なる地理的位置に分散したシステムやアプリケーションをより効果的に監視および管理できます。