Prometheusアラートルール設定・管理ガイド【基本から実践】
Prometheusシステムの警告ルールは、設定ファイルまたはPrometheus Web UIを使用して設定および管理できます。
- Prometheusの設定ファイルでは、alerting_rulesフィールドを使用して警告ルールを定義することができます。例えば:
alerting_rules:
- alert: HighRequestRate
expr: sum(rate(http_requests_total[5m])) > 100
for: 5m
labels:
severity: critical
annotations:
summary: High request rate detected
上記の例で、HighRequestRateという警告ルールが定義されています。条件は過去5分間のHTTPリクエストの速度が100を超え、5分間継続した場合にアラートをトリガーし、アラートの重要度をcriticalに設定し、summaryをHigh request rate detectedに設定します。
- Prometheus Web UIの方法:
PrometheusのWeb UIを使用して、Alerts画面で警告ルールを直接追加、編集、削除することができます。Prometheus UI内で、Alertsページをクリックし、次に「New Alert」ボタンをクリックして、警告ルールの式、タグ、コメントなどの情報を入力し、「Save」ボタンをクリックして警告ルールを保存できます。
Prometheusは、アラートルールが定期的に評価され、アラート条件がトリガーされたときに通知が送信されるか、適切なアクションが実行されるように、どのようにアラートルールが構成されていようが関係なく。Prometheusのアラートページを通じて、現在のすべてのアラートルールやアラートの状態、履歴レコードを確認することができます。