PL/SQLのDECLARE文の使用方法
PL/SQLのDECLARE文は、変数や定数、カーソル、サブプログラムなどのオブジェクトを定義、宣言するために使用されます。これは、実際のコードを実行する前に必要な宣言を行う、PL/SQL言語ブロックの一部です。
DECLARE 文の一般的な構文は次のとおりです。
DECLARE
variable1 datatype [NOT NULL] [:= value];
variable2 datatype [NOT NULL] [:= value];
...
constant1 CONSTANT datatype [:= value];
constant2 CONSTANT datatype [:= value];
...
cursor_name1 return_datatype;
cursor_name2 return_datatype;
...
procedure_name1(parameter1 datatype, parameter2 datatype, ...);
procedure_name2(parameter1 datatype, parameter2 datatype, ...);
...
BEGIN
-- 执行代码
END;
DECLAREステートメントでは、下記のオブジェクトを宣言することができます。
- 変数:データの格納や操作のための箱書きで、宣言時にデータ型、空かどうか、初期値を指定できる
- 定数(じょうすう):変数に似ているが、宣言後に値を変更することはできない。
- カーソル: SQLクエリを実行して結果の集合を返すために使用されます。
- プロシージャー(procedure):再利用可能なコードロジックを整理し、カプセル化するために用いられる、ストアドプロシージャー、ファンクション、パッケージにすることができます。
DECLARE部では、変数、定数、カーソル、サブプログラムを複数宣言し、BEGINとENDの間でPL/SQLの本体記述を行います。これらのオブジェクトは、コードブロックの中で参照および使用することができます。