PL/SQLでデータを変更したがコミットができない場合の解決策
PL / SQLでデータを更新したとき、データがコミットされない場合は、次の原因と解決策があります。
- COMMIT文の発行忘れ:PL/SQLではデータを変更したら、その変更を確定するためにCOMMIT文を実行する必要があります。変更を確定するためには、必ずデータを変更した後にCOMMIT文を実行してください。
- 取引が正常終了/コミットされない場合:データ変更後にエラーが発生したり、取引が正常に完了しなかった場合、変更が確定しない場合があります。ROLLBACK ステートメントを使用すると、取引をロールバックし、確定していない変更を取消できます。データの変更時は取引を正常に完了するか、ROLLBACK ステートメントによって取引をロールバックするようにしてください。
- データベース接続が切断されると、変更したデータがコミットできなくなります。PL/SQLコードを実行する前に、データベース接続が正常であることを確認し、データの変更後にも接続が有効であることを確認してください。
- データベースロック: 他セッションまたはトランザクションが更新するデータをロックしていると更新はコミットできません。SELECT … FOR UPDATE クエリ文でデータをロックするか、他のセッションやトランザクションがロックを解除するまで待ちます。
- データ整合性制約:データの変更がデータテーブルの整合性制約(一意制約や外部キー制約など)に違反する場合、変更はコミットできません。テーブルの整合性制約を確認し、変更データがこれらの制約を満たしていることを確認してください。
上記の方法で問題が解決できない場合は関連するエラーログ、データベースの接続状態、及びデータテーブルに整合性制約が設定されているかどうかを再確認することを推奨します。