Oracleでのmergeの使い方は何ですか?
Oracleデータベースでは、MERGE文は、INSERTとUPDATEの両方を一度に実行するための文です。指定された条件に基づいて、ターゲットテーブル内のデータの存在を判断し、存在する場合はUPDATE操作を実行し、存在しない場合はINSERT操作を実行します。
MERGE文の基本的な構文は次のようになります:
MERGE INTO target_table
USING source_table
ON (condition)
WHEN MATCHED THEN
UPDATE SET column1 = value1, column2 = value2,...
WHEN NOT MATCHED THEN
INSERT (column1, column2,...) VALUES (value1, value2,...)
target_tableは対象のテーブルであり、source_tableはソーステーブルであり、conditionは対象テーブルとソーステーブルのデータが一致しているかどうかを判断する条件です。ソーステーブルと対象テーブルのデータが一致する場合、UPDATE操作が実行され、UPDATE句で更新する列と対応する値を指定できます。ソーステーブルと対象テーブルのデータが一致しない場合、INSERT操作が実行され、INSERT句で挿入する列と対応する値を指定できます。
MERGE文を使用すると、複数のデータを一括で挿入や更新することが簡単に行えるので、複数回の独立したINSERTやUPDATE文を実行する必要がなくなります。