Oracleデータベースのログを消去する方法
Oracleデータベースのログファイルには、アーカイブログとオンラインREDOログがあります。ログのクリーンアップ操作は、主にアーカイブログに対して行われます。以下に、アーカイブログをクリーンアップする方法を示します。
- アーカイブされたログのステータスを確認する:
次のコマンドを使用して、現在のアーカイブ・ログの状態を確認します。
SELECT * FROM V$ARCHIVED_LOG;
- アーカイブログのクリーンアップが必要かどうか確認する:
アーカイブログがスタンバイに適用された、もしくは不要になった場合は、削除しても問題ありません。そうでなければ、復旧やバックアップの操作のためにアーカイブログを保持することを検討してください。
- アーカイブログのクリーンアップを実行します
アーカイブログは、以下のコマンドで手動でクリーンアップできます。
ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT;
このコマンドは、現在使用されているアーカイブログを次のログファイルに切り替え、現在のログファイルを削除可能な状態にします。
- 自動クリーンアップアーカイブログ:
アーカイブログの自動クリーンアップが必要な場合は、アーカイブログ自動クリーンアップのパラメータを設定できます。データベースパラメータファイル(init.oraまたはspfile)で、次のパラメータを設定します。
LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=/path/to/archive'
LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_1=ENABLE
LOG_ARCHIVE_FORMAT=%t_%s_%r.arc
LOG_ARCHIVE_MAX_PROCESSES=30
ログアーカイブの格納先を指定するLOG_ARCHIVE_DEST_1、ログアーカイブの自動消去を有効にするLOG_ARCHIVE_DEST_STATE_1、ログアーカイブの命名形式を指定するLOG_ARCHIVE_FORMAT、同時に行うアーカイブの最大プロセス数を指定するLOG_ARCHIVE_MAX_PROCESSES
パラメータの設定後、データベースを再起動してパラメータを有効にします。
ログのアーカイブ削除には様々な方法があり、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。ログ削除処理の際には、重要なログファイルが削除されることがないように注意して作業してください。