Oracleカーソルのオープン数が制限を超過したときの対処法

Oracleカーソルがしきい値を超えて開かれている場合は、以下の解決策を検討してください。

  1. 不要なカーソルを閉じる:コード中にタイムリーに閉じられるカーソルがないか確認し、カーソルを使用後には必ず閉じる操作をする。
  2. FORループによる明示的カーソルの置き換え:場合によっては明示的なカーソルの代わりにFORループを使用できます。FORループではカーソルが開閉され、コードの簡略化とカーソルを開く回数の削減が行われます。
  3. BULK COLLECTとLIMIT句を使用する:BULK COLLECT文を使用すると一度に多くの行のデータを取得でき、カーソルのオープン数を減らすことができます。また、LIMIT句を使用してBULK COLLECT文によって返される行数を制限できます。
  4. カーソル変数の利用:明示カーソルをカーソル変数で置き換え、カーソル変数を使い回すことでカーソルオープン数を削減できます。
  5. クエリー文を最適化することで、データアクセス回数や返されるデータ量を削減し、カーソルのオープン数を削減できます。
  6. データベース接続プールの利用:データベース接続プールを使用するとデータベース接続の管理や再利用が行え、カーソルオープンの削減につながる。
  7. データベースの設定追加:状況に応じて、カーソルのオープン数の制限を増やすために、Oracleデータベースのパラメータでカーソル関連の設定(CURSOR_SHARING、OPEN_CURSORSなど)の値を増やすことができます。

業務のニーズとシステムリソースに応じて、適切な解決策を選択します。

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