Oracle 一時表領域が解放されない?原因と対処法を解説
Oracleの一時表領域が解放されない場合、未コミットのトランザクションがあるか、長時間実行されているクエリが表領域をロックしている可能性があります。次にいくつかの解決方法を示します:
- 未提出のトランザクションがないことを確認するために、最初に以下のSQLクエリを使用してください:
- V$TRANSACTIONからすべてを選択してください。
- 未提出のトランザクションが存在する場合は、トランザクションが正しくコミットまたはロールバックされるようにしてください。
- 長時間実行されているクエリがないことを確認するには、次のSQLステートメントを使用してください。
- ACTIVE ステータスの V$SESSION から SID、SERIAL#、USERNAME、SQL_ID を取得します。
- 長時間実行されているクエリがある場合は、それらのセッションを終了して表領域を解放することを検討してください。
- 手動で表スペースを解放する:上記の方法が問題を解決しない場合は、手動で表スペースを解放することをお試しください。まず、以下のSQL文を使用して表スペースの使用状況を確認してください。
- DBA_TEMP_FILESからFILE_NAME、BYTES、MAXBYTES、AUTOEXTENSIBLEを選択する。
- その後、以下のSQLステートメントを使用して、テーブルスペースを手動で解放してください。
- データベースの一時ファイル ‘一時ファイルのパス’ をサイズ0に変更してください。
- temp_file_pathは解放するテーブルスペースのパスです。
- データベースインスタンスを再起動する:上記の方法が問題を解決できない場合は、データベースインスタンスを再起動してみてください。データベースインスタンスを再起動すると、すべてのテーブルスペースが強制的に解放されますが、データベースの正常な動作が中断される可能性がありますので、注意して操作してください。
問題が解決しない場合は、Oracleのデータベース管理者やテクニカルサポートに連絡して、さらなる診断と解決を依頼することをお勧めします。