Oracleのスキーマの使い方はどうですか。
Oracleにおいて、スキーマはテーブルやビュー、インデックスなどのデータベースオブジェクトを構成・管理するための論理的なコンテナです。各スキーマには固有の名前があり、1つのデータベース内で複数のスキーマを作成することができます。
Oracleのスキーマを使用するには、まずスキーマを作成する必要があります。Oracleでスキーマを作成するには、次の構文を使用できます。
CREATE USER schema_name IDENTIFIED BY password;
schema_nameは、作成されたSchemaの名前であり、passwordはSchemaにアクセスするためのパスワードです。
Schemaを作成した後、以下の構文を使用してデータベースオブジェクトをSchemaに追加することができます。
CREATE TABLE schema_name.table_name (column1 datatype, column2 datatype, ...);
「schema_name」とは、新しいスキーマに追加するテーブルのスキーマの名前であり、「table_name」とは作成するテーブルの名前です。
その後、スキーマ内でオブジェクトをクエリ、変更、または削除するために以下の構文を使用できます:
SELECT * FROM schema_name.table_name;
UPDATE schema_name.table_name SET column1 = value WHERE condition;
DELETE FROM schema_name.table_name WHERE condition;
スキーマ名は操作するスキーマの名前であり、テーブル名は操作するテーブルの名前です。
また、スキーマ内でビュー、インデックス、制約などの他のデータベースオブジェクトを作成する際に、以下の構文を使用することもできます。
CREATE VIEW schema_name.view_name AS SELECT column1, column2, ... FROM schema_name.table_name;
CREATE INDEX index_name ON schema_name.table_name (column1, column2, ...);
ALTER TABLE schema_name.table_name ADD CONSTRAINT constraint_name PRIMARY KEY (column1, column2, ...);
上記の中で、schema_nameはオブジェクトを作成するスキーマの名前、view_nameは作成するビューの名前、index_nameは作成するインデックスの名前、constraint_nameは作成する制約の名前を示しています。
Schemaを使用する際には、明確な所有関係を示すために、SQL文で明示的に操作するSchema名を指定する必要があります。例えば、「SELECT * FROM schema_name.table_name」で、schema_nameはSchemaの名前、table_nameは表の名前です。