OracleでのGRANT文の使い方は何ですか?

Oracleデータベースでは、GRANTコマンドは特定の権限や特権をユーザーまたはロールに付与するために使用されます。基本的な構文は以下の通りです:

GRANT privilege [, privilege ...]
    ON [object]
    TO {user | role | PUBLIC}
    [WITH GRANT OPTION];
  1. 権限:付与される権利の指定、システムの権限、役割、またはオブジェクト権限のいずれかです。
  2. 対象:権限を付与したいオブジェクトを指定します。テーブル、ビュー、プロシージャなどのデータベースオブジェクトが選択できます。
  3. ユーザー:権限を与えるユーザーを指定してください。
  4. 役割:権限を与えることが指示された役割。
  5. 公開:すべてのユーザーに権限を付与する。
  6. GRANT OPTION付き:特定のユーザーが権限を他のユーザーやロールに付与することができることを示します。

例えば、ユーザー”test_user”に”employees”テーブルへのSELECTおよびINSERT権限を付与する命令は以下の通りです:

GRANT SELECT, INSERT ON employees TO test_user;

“employees”テーブルに対するすべての権限を持つ”admin_role”役割を与え、その役割が他のユーザーに権限を委任できるようにします。

GRANT ALL ON employees TO admin_role WITH GRANT OPTION;

注意:GRANT命令の実行には、適切な権限を持つユーザーが必要です。

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