Oracleユーザー権限を作成する手順の詳細
Oracleのユーザー作成における権限設定手順は以下の通りです。
- ユーザー作成権限を持つ特権ユーザーでOracleデータベースにログインする。
- ユーザーを作成します。 CREATE USER 文を使用してユーザーを作成できます。構文は次のとおりです。
CREATE USER username IDENTIFIED BY ‘password’;
こちらのusernameにはあなたがつくるユーザーの名前を入力して、passwordにはそのユーザーのログインパスワードを入力します。
- ユーザーに権限を与える。ユーザーに権限を与えるにはGRANT文を使用します。構文は次のとおりです。
GRANT 権限 [, 権限] ON オブジェクト TO ユーザー名;
ここで privilege は付与する権限であり、object は権限を付与する対象であり、データベースオブジェクト(テーブル、ビュー、ストアードプロシージャなど)、username は権限を付与するユーザーです。
- データベース接続をUserに許可する。Userを作成すると、デフォルトではデータベース接続できないので、CONNECT権限を付与する。構文は次のとおり。
GRANT CONNECT ON username;
- オブジェクト作成(テーブル、ビューなど)をユーザに許可する場合は、CREATE TABLE、CREATE VIEWなどの権限付与が必要となる。権限付与の構文はステップ3に準じており、GRANT文の中のobjectをALL TABLES、ALL VIEWSに置き換える。
- ユーザー権限の確認。現在のユーザーの権限を確認するには、次の SHOW USER コマンドを使用します。
ユーザーの表示
現在のユーザー名とアクセス権情報を表示することができます。
なお、ユーザー作成や権限付与の操作は、一般に sys や system などの特権ユーザーが行う必要があります。また、ユーザーの作成後は、実際に応じてさらに細かい権限制御やロール管理など、権限周りの管理を行います。