Oracleデータベースをバックアップする方法は?
Oracleデータベースのバックアップは、いくつかの方法で行うことができますが、一般的なバックアップ方法は次のとおりです。
- Oracle Data Pumpツールの使用:Oracle Data PumpはOracleが提供するバックアップツールであり、データベースを論理バックアップファイルとしてエクスポートできます。expdpコマンドを使用してデータベース全体または特定の表領域、表などをエクスポートすることができます。バックアップが完了したら、impdpコマンドを使用してデータベースを復元できます。
- RMANを使用したバックアップ:RMAN(リカバリ・マネージャ)は、Oracleが提供するバックアップおよびリカバリツールであり、データベース全体または特定の表領域や表などをバックアップすることができます。RMANを使用すると、変更されたデータブロックのみをバックアップする増分バックアップが可能になり、バックアップ時間とストレージスペースを大幅に削減できます。
- 物理バックアップを使用する場合、データベースのデータファイル、制御ファイル、およびログファイルをバックアップデバイスに直接コピーします。この方法では、cpやrsyncなどのオペレーティングシステムコマンドを使用できます。物理バックアップの利点は、バックアップとリストアの速度が速いが、多くのストレージスペースを占有するということです。
- 論理バックアップの使用:論理バックアップはデータベースの論理構造をバックアップファイルにエクスポートすることであり、expコマンドを使用してバックアップできます。論理バックアップの利点はバックアップファイルが小さいことであり、特定の表領域やテーブルなどを選択してバックアップおよびリストアできることです。
どのバックアップ方法を使用しても、定期的にバックアップを取り、バックアップファイルを安全な場所に保存しておく必要があります。必要に応じて復元できるようにします。同時に、バックアップファイルをリモートサーバーまたはクラウドストレージにコピーすることも検討することができます。物理的な損傷によるデータ損失を防ぐためです。