Oracleデータベースのバックアップ方法は何ですか。

Oracleデータベースのバックアップは、以下の方法で行うことができます:

  1. 物理バックアップ:物理バックアップとは、データベースのデータファイルと制御ファイルをバックアップメディアに直接コピーすることです。物理バックアップを実行するには、Oracleが提供するRMAN(Recovery Manager)などのツールを使用できます。
  2. RMANを使用してフルバックアップを行う:RMANは、データベース全体をバックアップするために完全なバックアップコマンドBACKUP DATABASEを使用できます。
  3. RMANを使用して増分バックアップを行います。RMANは増分バックアップもサポートしており、変更されたデータブロックをバックアップするためにBACKUP INCREMENTALコマンドを使用することができます。
  4. 論理バックアップ:論理バックアップとは、データベースの論理構造(テーブル、ビュー、ストアドプロシージャなど)をエクスポートしてバックアップする方法です。Oracleの提供するツールであるexpdp(Data Pump)を使用して論理バックアップを行うことができます。
  5. expdpを使用してフルデータベースバックアップを行います。expdpはFULL=Yオプションを使用して、データベース全体をバックアップすることができます。
  6. expdpを使用してテーブル単位でバックアップを取る:expdpはテーブル単位のバックアップもサポートしており、EXPORT TABLESコマンドを使用して指定したテーブルをバックアップできます。
  7. Oracleデータベースのアーカイブログは、データベースのすべての変更操作、例えば追加、削除、変更などを記録するために使用されます。これらのアーカイブログはRMANを使用してバックアップすることができます。
  8. RMANを使用してアーカイブログをバックアップする:すべてのアーカイブログをバックアップするためにBACKUP ARCHIVELOG ALLコマンドを使用できます。

バックアップの選択は、要求とデータベースのサイズによって決まります。大規模なデータベースには物理バックアップが適しています。それは回復がより速くできるからです。一方、小規模なデータベースや部分的な回復が必要な場合は、論理バックアップが適しています。アーカイブログバックアップは、増分バックアップとして使用するか、他のバックアップ方法の補完として利用できます。どのバックアップ方法を選択するにしても、信頼性のある媒体にデータを保存し、定期的にバックアップの完全性と復元性をテストおよび検証する必要があります。

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