OpenStack オフラインパッケージ
オープンスタックは、仮想マシン管理、ネットワーク管理、ストレージ管理などのクラウドサービスを提供する、オープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォームです。
OpenStackをオフライン環境で利用する場合、OpenStack離線パッケージを利用してインストールおよびデプロイ可能です。OpenStack離線パッケージとは、OpenStackの各コンポーネントのソフトウェアインストールパッケージ、依存パッケージ、構成ファイルなどがパッケージ化されたものです。
OpenStackオフラインパッケージを使用したインストール・展開の手順は次のとおりです
- ネットワーク環境でOpenStackオフラインパッケージをダウンロードし、オフライン環境にオフラインパッケージを転送する
- オフライン環境で、オフラインパッケージに必要な依存パッケージをインストールし、関連する環境変数を設定する。
- オフラインパッケージの解凍・必要な設定を行う
- オフラインパッケージの提供するインストールドキュメントまたはスクリプトに従って、インストールコマンドを実行してインストールと展開を行います。
- OpenStack各コンポーネントのパラメータを、インストールガイドに沿って設定します。
- OpenStack の各コンポーネントを開始して、インストールが成功したかどうかを確認します。
OpenStackはコンポーネントが多く相互依存関係があるため、オフライン環境でのインストールやデプロイメントはオンライン環境と比べてより複雑かつ煩雑になることに注意してください。そのため、オフラインでのインストールを行う際は、OpenStackのインストールおよびデプロイメントのプロセスを十分に理解し、オフラインパッケージの使用方法に精通しておくことが推奨されています。