.NumberFormatオプションは、Excel VBAで数値の表示形式を設定するオプションです。

Excel VBAでは、.NumberFormatプロパティを使ってセルに表示する数値の書式を設定します。このプロパティを使用すると、通貨、パーセント、日付、時刻など、セル内の数値の表示方法を定義できます。数値の書式は、あらかじめ定義された書式コードを使用することも、カスタム書式文字列を使用して定義することもできます。

一般的な数字フォーマット・コードを以下にまとめます。

  1. 「標準」 – デフォルトの数値形式を表示する、一般的な形式
  2. 「0」ー整数として表示し、少数桁数が不足する場合は自動的にゼロ埋め
  3. 「0.00」 – 小数点以下2桁で表示し、小数桁が足りない場合は自動的に0で補完します。
  4. 「通貨」- 通貨記号を前に付けた通貨形式で表示します。
  5. パーセント – パーセント記号を付けてパーセント形式で表示します。
  6. 「0.00%」はパーセント形式で表示し、小数点以下2桁で四捨五入し、末尾にパーセント記号を付けます。

カスタム書式文字列の例を次に示します。

  1. 「0.0」- 小数点以下の1桁を表示し、不足分は四捨五入します。
  2. 「###,##0」カンマを千区切りに表示し、整数として表示します。
  3. 「yyyy-mm-dd」- 日付書式に表示され、年が4桁、月と日が2桁で表示されます。
  4. 「hh:mm:ss」- 2桁で時、分、秒を表示する時間形式

セルの数値形式を設定するには、次の構文を使用します。

Range("A1").NumberFormat = "0.00"

このコードは、セル A1 の数字の表示形式を小数点以下2桁に設定します。

数値の値を含むセルにのみ、.NumberFormat プロパティが適用されることにご注意ください。セル内の値が文字列の場合、.Text プロパティを使用して文字列の書式を設定できます。

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