MySQLによる再帰クエリの実装方法
MySQLでは、次の方法で再帰クエリを実装できます。
- ストアドプロシージャを使用:ストアドプロシージャ内で再帰的にクエリを実行できます。再帰呼び出しを行うたびに、クエリから取得した結果は一時テーブルに格納され、再帰呼び出しを行うたびに前回の結果の参照が渡されます。
- テーブルの異なる行でセフルジョインを行い、再帰検索を実現します。検索結果を元のテーブルとつなぎ、再帰の終了条件を満たすまで繰り返します。
- MySQL 8.0 以降では、再帰クエリの実現に WITH RECURSIVE 文が利用できるようになりました。WITH RECURSIVE 文では、クエリ内に再帰クエリにおける初期条件と再帰関係を定義し、UNION 演算子によって再帰ごとに得られる結果を連結します。
それぞれの方式には長所短所があり、どの方式を選択するかはクエリの内容、データの大きさ、そしてMySQLバージョンの対応によって変わります。